Sumo LogicにAuth0のログを送って可視化する

Sumo LogicにAuth0のログを送って可視化する

Clock Icon2020.01.27

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Sumo LogicによるAuth0のログ可視化

Auth0にはLogを検索する機能がありますが、可視化する機能は現在提供されていません。 失敗したログインの確認やログインの傾向、分析を行いたいとなった場合に便利なソリューションの一つとして Sumo Logic をご紹介しようと思います。

Sumo Logicは、あらゆるアプリケーションのログとメトリクス管理を実現する、業界をリードする安全なクラウドベースのサービスであり、リアルタイムの分析と洞察を提供します。

Auth0とSumo Logicの統合方法についてやってみた形式で行なっていきます。

1. Sumo Logic HTTPエンドポイントを作成

Sumo Logicにログインし、Home の Setup Wizard をクリックします。

ダイアログが立ち上がるので、Set Up Streaming Dataを選択します。

Select Data Typeのページに遷移するので、そのページでYour Custom Appを選択しましょう。

Set Up Collectionの画面ではHTTP Sourceを選択します

Configure Source: HTTP Sourceの画面では以下の設定を行います。

  • Source Category
    • フォーマット(env/servertype/app/logtype)
    • 例) dev/IDaaS/Auth0/json
  • log fileのタイムゾーン
    • 例) Asia/Tokyo

Continueボタンを押すと、httpエンドポイントが作成されます。

発行されたURLをAuth0側で使うのでコピーしておきます。

2. Auth0のextensionsを作成

Auth0のダッシュボードにログインし、 extensionsのページに遷移します。 検索ボックスにsumoと入力すると、 Auth0 Logs to Sumo Logicというボックスが表示されるのでクリックします。

設定するためのダイアログが立ち上がるので、以下の内容を設定します。

  • Schedule (ログをエクスポートする頻度)
    • 5分、30分、1時間、1日から選択
  • BATCH_SIZE (ログは送信前にバッチ処理されます。拡張機能が実行されるたびに、複数のバッチが送信されます。バッチごとのログの数を指定します。最大は100です)
  • START_FROM (送信を開始するログのlog_id。デフォルトでは、使用可能な最も古いログから開始)
  • SLACK_INCOMING_WEBHOOK_URL (特定のSlack webhookにレポートを送信)
  • SLACK_SEND_SUCCESS (さらに多くのものをSlackに送信します。トラブルシューティングに役立ちます。)
  • LOG_LEVEL (Sumo Logicに送信するイベントの最小ログレベル)
  • LOG_TYPES (ログをエクスポートするイベント。複数選択可能)
  • SUMOLOGIC_URL (Sumo Logic HTTPコレクターエンドポイント
    • 1で作成したエンドポイントを設定

3. ログエクスポートのジョブを確認

Auth0のダッシュボードにログインし、 extensionsのページに遷移します。

先ほどの設定により、ログのエクスポートを担当するスケジュールされたジョブが作成されているので確認します。 Installed Extensionsタブを開き、Auth0 Logs to Sumo Logicをクリックします。

ジョブ一覧のページに遷移するので、実行されたジョブの状態などを確認できます。

統合はこれで完了です。

4. Sumo Logicでログを確認する

Sumo Logicにログインし、Auth0のログを確認してみます。

Log Searchボタンをクリックし、ログ検索画面に遷移します。

検索ボックスに _sourceCategory=と入力すると、sourceCategoryの一覧が表示されるので、前の手順で作成したものを選択します。 すると、Auth0のログが表示されることがわかります。

5. ダッシュボードアプリをインストール

ログが送信されていることがわかったので、ここでさらに便利にするためにダッシュボードアプリをインストールします。 これにより可視化され、Auth0で起こっていることをより把握できるかと思います。

Sumo Logicにログインし、AppCatalogのページに遷移し、検索ボックスにAuth0と入力します。

Auth0をクリックし、遷移先のページで Add to Libralyボタンを押します。

App NameLog Data SourceSource Categoryを入力し、作成します。

アプリをインストールすると、個人用フォルダーまたは指定した他のフォルダーに表示されます.

現在、 Auth0 - Connections and ClientsAuth0 - Overviewというダッシュボードが提供されています。 クリックするとダッシュボードの内容が表示されます。

まとめ

Auth0のログをSumo Logicにエクスポートし、ダッシュボードでの可視化を行いました。

ダッシュボードを使うことで画面上からズームイン、ドリルダウン、その時のログを表示したりと表示に便利になります。 簡単に設定できるので、是非試してみてください。

Auth0とSumo Logic,セットで導入することも検討してみてはいかがでしょうか?

参考

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